ファッションカスタマイズ
- 2020.04.25
- 出会いから

2014年10月某日東京
作業を進めていくうえで、どうしても言わなければならないこともある。
日本語の能力や仕事の技術力に関して言えば、いくらでもフォローが可能だ。こちらの語彙力の向上にもなる。問題は身だしなみだ。職場は、すごく厳しいわけではないが目立つモノは目立つのだ。
ここ数週間の攻防もあり、ホットパンツはロングスカートに変更された。
彼女曰く「前の職場では何の問題もなかった。そこまで言われる理由がわからない!」と納得いっていない模様。
それでも八谷さんの姑のような繰り返される小言の効果もあり毎週ひとつずつカスタマイズされていく。
ただし、最後のアイテムだけは難攻不落であった。ピンクのハンドバックだ。
一番目立つアイテム名だけに八谷さんも最初に指摘したが、頑なに譲らなかった。
「これはサマンサタバサだ。いいヤツなんだ!」
「初めて日本で買った商品だから、いいヤツなんだ!」
論理はめちゃくちゃだが八谷さんも根負けして一旦は他のアイテムの交換を優先していた。しかし、そろそろお客様の目も気になるころ。。押し問答や誤訳等が続いたが、以下にまとまった。
①毎日禁止にはしないから、別のバックと交互に持ってくること。※偉いお客さんがいるときは別のバックで!
②ユンユンの歓迎会をしましょう!もちろん奢ります。
私は我関せずで聞いていないふりをしたが、仕事の合間合間の攻防は聞きごたえがあったし、ここまで八谷さんが討論で押されている初めて見たので、不謹慎ではあるが面白かった。
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