彼女の仕事ぶり②:日本語力

2014年9月某日東京
前回に引き続き打ち合わせが続く。
会議も終盤になったころ、八谷さんが彼女に語りかける。
「はい。じゃあユンユンこれから席に帰ってまずやる作業を教えてください。」
もう下の名前で呼ぶのか。。コミュニケーションの間合いを詰めるのが早いなと驚きつつ、その場はしばしの沈黙。私たちの作業を大まかにまとめると以下の通りだ。
①試験を実施してくれた方が起票してくれた障害票を見て再現させる。
②再現しなかった場合は八谷さんに報告。再現した場合は設計書、ソースを修正する。
③修正が完了したら八谷さんと一緒にお客様と一緒に確認(レビュー)する。
④レビューが完了し問題なければ、修正したものを皆に展開する。
⑤上記の手順で不明点があればすぐに相談すること。
頭の中で簡単に作業内容を整理が完了したぐらいに彼女が口を開く。
「えーと、間違えを修正して、綺麗にしていきます!」
そして会心の笑顔。
間違ってはいないが、あまりにもざっくりした意見に対して、「な、困っているんだよ。」みたいな目線を送ってくる八谷さん。
私の知らない2週間で、こんなやり取りを繰り返していたんだろうなぁと心の中で苦笑しつつ、あの笑顔には確かにやられるなと、八谷さんが面談で採用した理由もわかるなと心の中で納得した。
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