直したくない日本語

直したくない日本語

2016年8月某日東京
彼女と出会ってからそろそろ一年になる。出会ったときは会話もままならず、グーグル翻訳に頼ったコミュニケーション(こちら参照)になっていたわけだが、今はかなり上達して普通の会話での支障は少なくなってきた。それでもまだ細かいところで通じないこともある。好きな日本の食べ物をみんなのいる居酒屋で聞かれたときの

「私の好きなのはウサギです。」

は、その場のみんなの時間を一瞬凍り付かせた。

「日本に有名なウサギ料理なんてあったか?」

当然の質問をする八谷さん。そこら中にあると言う彼女。そのあとそれがウギでではなくウギだったことが判明するのだが、そんな間違いも都度指摘されて正しい日本語を教わっていくので、日本語力はそれなりに向上していった。

そんな彼女の日本語なのだが、私が間違いだと気づいていたのだがしばらく黙っていた言葉がある。あるデートで彼女の新しい服を選んでいたときのこと。ミニスカートを着ているマネキンの前で彼女が

「これはとても、みじちゃいですねー」

みじちゃいとは、「みじかい」と「ちっちゃい」が合わさった彼女の造語である。初めて聞いたときから、何となく意味は分かったので会話に支障はなかったが、なぜか「可愛い単語だな」と思ってしまい指摘できずにいた。そればかりか私も

「そうだねー。そのスカートはみじちゃいなー」

と彼女の真似をする。その後、別の誰かに指摘されて「掘口さん、なんで教えてくれなかった!」と軽く怒られたわけだが、今でも気を抜くと「ウサギ」「みじちゃい」が会話の中に時々出てきてそのたびに私は当時を思い出して笑ってしまう。何気ない会話でも新しい単語や言葉遣いが飛び出してきてその都度思い出になるのは、もしかしたら国際交際、結婚の楽しさなのかもしれない。

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