彼女も退プロ

彼女も退プロ

2016年3月某日東京
私が退プロしてからちょうど一か月。新しい職場にも慣れつつあり、少し前の現場が懐かしくもあったある日、八谷さんからの連絡で彼女が退プロすることを知った。私がいなくなったことにより、八谷さん一人で面倒を見るのが嫌になったための首切りなのかと少し申し訳ない気持ちが頭によぎったが、そんなことはなく当初から決まっていたことらしい。八谷さんが連絡してきたのには訳があって、彼女の送別会に私にサプライズゲストとして参加してほしいとのことであった。

それから数日が経過し、彼女の方から私に退プロすることが正式に伝えられた。彼女曰く、

「結構長く続いた!けど、八谷さん厳しすぎだからやめられるのはうれしい!」

これは八谷さんには伝えられないなと思いつつ、私が既に知っていたことや送別会に参加することは伏せておいた。

送別会当日。送別会会場から私の今の職場は離れており、一人遅れて登場することになっていた。移動中の電車の中で彼女がどういった反応をするかどうかや一か月ぶりに前の職場の人たちと会える楽しみとで気持ちが高ぶっていた。そして会場に到着。偶然居合わせましたの体で送別会会場に現れる。八谷さん以外は来ることを知らなかったみたいでみんな豆鉄砲を食らったような顔をしていた。中でも彼女の驚き方はすさまじく、目を真ん丸に開きながら、

「なんでーー?なんでーー?どうゆうことだ?」

大混乱していた。そんな彼女を見て、してやったりの八谷さんと私。素晴らしい思い出のあるこの現場の雰囲気が今日で最後なことの寂しさを感じさせない送別会スタートとなった。

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