交際発覚

交際発覚

2016年2月某日東京
昨年やっとの思いで完了したWebサイト構築案件。現在はそのサイトの保守作業と言われている監視作業であったり細かい修正をしたりがメインの仕事になっている。開発をやっていた以前に比べれば、作業量もグッと減り定時に帰ることも多くなっていた。
それに伴い、飲み会をする機会が一段と増えていった。今まで忙しくて中々誘えなかった人たちや、仕事量が減ったことにより去る人の送別会をやったりと、定時後は毎日大忙しだ。
そんなある日の飲み会で。飲み会メンバは私と彼女、八谷さんのいつものメンツといつもは中々飲みに行かない私と一回り違うであろうA先輩とその他少しの構成。彼女がトイレで席を立った時に事件は発生した。

「掘口君さあ、、チョウさんにいい加減告白したほうがいいよ。こんないい子はなかなかいないよ。」

なぜか始まるA先輩のほろ酔い説教。それに同調する周りのメンバ達。職場では付き合っていないことになっていたのだが、日ごろの私たちをみてお互いその気があることは皆にバレていて、「こいつらはいつ付き合うんだ。」という空気がひっそりと広がっていたらしい。彼女がなかなかトイレから帰ってこない間、あまりに絡み酒がひどくうんざりしてしまった私は思わず、

「いやー、実はもう付き合っているんですよね、アハハ!」

ほろ酔い返しで、周りを黙らせる。しばしみんながニヤニヤしながら「マジかー」等々ぶつぶつ言っているうちに彼女が帰ってくる。

「どうしました。なにかありましたか?」

変な空気を察して彼女は心配するが、だれも口を割らない。

「この後の二次会が楽しみだね、掘口君!」

A氏が一瞬いいお父さんのような優しい目をして私の肩をたたく。黙っていたことを言えてスッキリした気持ちと、この後何を聞かれるのだろうという不気味さで複雑な気分になりながら飲み会は二次会に突入する。

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