いざ、実食

いざ、実食

2015年12月某日東京
前回の調理工程をへて、いよいよテーブルの前に料理が並べられる。ラーメンと焼き餃子という日本の中華料理では定番の二品が眼前に用意された。見た目はそこまで、「おかしくはないな」というのが第一印象で、申し訳ないが美味しそうかといわれると苦笑いをしてしまうような出来であった。インスタントの袋麺と冷凍餃子なので可もなく不可もなくといった感じだ。

「じゃあ、いただきます。」

彼女は私の一挙手一投足を不安そうに見つめる。まずはラーメンから、、、味がとても薄い、そして麺が恐ろしく柔らかい。次に餃子、、、に行く前に彼女に確認する。

「えーと、醬油はありますか?」

ハッとした彼女がキッチンに向かいゴソゴソすると小皿に醬油らしきものを入れて戻ってきた。そして実食、、、羽の部分が異常に硬い、中身は問題ないのだが、これは醤油ではなく麺つゆだ、、、一通り食べて箸をおく。

「チョウさん、中国ではこれが普通なの?笑)一口食べてみて」

そう言って彼女に食べてもらうと

「これは中国でも日本でも食べたことのない味です!なんだこれ(笑)」

と思わず笑ってしまっていた。詳しく聞いてみるとなんと彼女料理を全くと言っていいほどしたことがなく、これがほぼ初めてとのこと。なんでも目分量でやっていたのは母親がそうであったこと。などなど色々な爆弾発言が飛び出してきた。とりあえず二人で何とか食べ進めながらそんな話を聞いて、この子はやりたいことが決まったらすぐに行動する人なんだという改めての驚きと、未経験なのに手料理を振舞いたいという気持ちがあったことを知れたことで、先ほどよりも料理が少しおいしく感じられながら初めての家訪問は幕を閉じた。

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