転機の日

転機の日

2015年11月某日東京
毎日同じように仕事をして、同じように飲みに行き、同じように帰宅する。
そんな日々であったが少しずつ違うところもあった。彼女と私が帰る際、始めのころは最寄り駅で別れていた。しかし回を重ねるごとに、別れる場所が少しずつ私の自宅に近づいていく。
そして別れる際も、なんとなくまだ一緒にいたいなオーラを出してくるようになっていた。

さすがに鈍感な私でも気づくようなわかりやすい反応であった。本来であれば私の方から話したほうが良いのであろうがそれをわかっていても言えない奥手な自分。堅実なのが取りえであった私にとって付き合うことも、ましてや国際カップルになることなど中々踏ん切りがつかないことであった。
そんなもやもやした日が続いたある日、ついに私の家の前まで彼女がついてきた。その日に限って私は酩酊状態だ。

「今日はありがとう。じゃあまた来週!」と私のLINEに記録されていることから、一度は別れて一人で家に入ったのであろう。しかし彼女からの返信は「今日は帰らないよ!バカーーー!」との返信が。もう一度家から出てみると、まだ彼女がそこにいた。ここからは、酔いがサッと引いて覚えている。彼女は、急に出てきた私を見ると顔を真っ赤にして俯いてしまった。泣いているのか怒っているのか、その両方のなのか。私の優柔不断さが彼女を追いこんでしまったのかという申し訳ない気持ちと、もそここで拒絶してしまったら今みたいに話せなくなってしまうのは嫌だなという気持ちなどが、心の中で入り乱れる。

「そうかー、じゃあ帰らなくていいよ。お付き合いしましょうか?」

正直、彼女のことが好きでたまらないと心の底から言えるかといえば怪しいし、場の雰囲気に流されたのでは
との思いは少しあった。ただ彼女のびっくりしながら頷く姿を見て私の気持ちもスッキリしたのを覚えている。

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