二人きりの昼ごはん②
- 2020.07.25
- 出会いから

2015年10月某日東京
前回の昼ご飯の続き。久しぶりに話すこともあって、仕事のことやプライベートのことなど話す内容はたくさんあった。ちなみに、前回のわかめご飯については結局口に合わなかったらしく、私の白飯と交換と相成った。
「仕事中は相談する人がいなくて大変だった!」
「イさん(一緒に暮らしているミャンマー人)と浅草寺に行った!」
彼女も話したいことが多々あったようで、声に熱がこもっていた。そんな彼女を見てこちらも話を聞くのだがその内容よりも気になることがあり中々頭に入ってこなかった。
彼女は自分で話をするとなると箸がピクリとも動かなくなる。話に夢中になってしまうのだ。それを指摘するとハッとしてご飯を食べ始めるのだが今度は何も話さず無我夢中で食べ続けるのだ。どうやら二つのことを同時に進めるのが苦手らしい。それを指摘してみると「アイヤッ」と面を食らった後、「その通りなんだ!」と一声。どうやら友達とご飯をする際も同じようでよく言われているそうだ。
そして、「いつも食べるのが一番遅くなってしまってとっても申し訳ありません。」と反省気味。
ただその経験談を語る最中も微動だにしない箸を見るとこの問題は解決しないだろうなと苦笑する。
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