彼女の仕事ぶり④:喧嘩の仲裁

2014年11月某日東京
今日の八谷さんは朝からマスク姿。どうやら風邪を引いたらしくテンションも低めだ。ここ数日の彼女とのやり取りで疲れたのも原因の一つだろう。彼女のほうも心なしかピリピリしているようだ。嫌な予感しかしないが、仕事は待ってくれない。。ほどなく、いつもの二人のやり取りが始まったのだがいつもと様子が異なった。
「今日はこの障害のこのA機能を修正してください。内容は○○の通りです」
⇒「わかりました。○○ですね。B機能を修正します。」
ここまでは、いつも通りだった。修正対象の機能が両者の間で異なっていたが、よくあることでこの後八谷さんが、「違うよ。B機能ではなくてA機能の修正だよ。」と修正するのがパターン化していた。が、、「ユンユンさー、日本語のリスニング、全然上手にならないぁ(呆)」とイライラしながら一言。
それを聞いた彼女もカチンときたのか「八谷さんの日本語は速すぎる!聞いてもわからん!」と日ごろから思ってきたであろう事をぶちまける。いよいよ険悪モードだ。いつも職場の雰囲気を明るくしてくれる二人がこの調子だと、今の現場全体の雰囲気もおかしな感じになる。それは避けたかったので、意を決して二人に話しかけてみる。
「二人とも落ち着いて、声が響いてみんな驚いていますよ。その障害の修正方法は私も知っているから、チョウさんに説明できますよ。」
要約するとこんなことを言って仲裁したはずだが、両者を落ち着かせるのには結構手こずったのを記憶している。両者とも気が強く、折れないのである。
しかし、この事件がきっかけで彼女と私はよく会話するようになった。
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