出会いから

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帰国交渉バトル

2014年12月某日東京 年の瀬も迫ってきたある日。各メンバに年末年始の休みをいつからいつまで取るのか報告してくれとの通達があった。 普通に休みを取れば1週間以上休めるのだが、忙しいこともあり各人とも腹の探り合いを繰り広げていた。 私は実家に帰らなければならないこともあり、年末を多少犠牲にして年始はしっかり休めるように先制して事なきを得た。 彼女はというと、なにやら雲行きが怪しいようで八谷さんとい […]

中国のお土産

2015年1月某日東京 年が明けてしばらくの間は、彼女が不在のため今までとは比べ物にならないくらい静かな現場になった。 そんな静寂を破り、中旬ごろにある日ようやく彼女の長い休みが終わり出勤してきた。見た目はほとんど変わりがなく(初対面のファッションからはかなり改善されたが)元気そうだ。 ただ、手には何かがパンパンに入ったビニール袋をぶら下げていた。「お土産です!」と意気揚揚だ。 それとは別にもう一 […]

深夜の待ち伏せ

2015年2月某日東京 月日が流れるごとに仕事の忙しさが増大していく。これは八谷さんや彼女や他のメンバのせいではないのだが、度重なる仕様変更と、会社間の意見の食い違いが発生しての障害などなど消化しても消化しても、中々全体量が変わらない毎日を過ごすことになった。 特に八谷さんと私は中核となるような箇所を任されていることもあり他のメンバよりも遅くまで残ることが多くなった。 この日も21時を過ぎて、「本 […]

LINEのID

2015年2月某日東京 2月も終わりに近づいてきたころ。相も変わらずの忙しさではあったが私と彼女は一緒に帰ることも多くなった。私のほうが遅くなってしまうことが多かったのだが、彼女は自席で暇をつぶしたり日本語を勉強したりして八谷さんから「やること終わったら早く帰れ!」とよく怒られていた。 帰りの道中では無言でいることは余りなく、基本的には日本語で何気ない日常会話をしていた。 その甲斐もあって彼女の日 […]

初めての買い食い

2015年3月某日東京 ある日の帰り道。いつもの何気ない会話をしていると彼女から、 「おいしいたこ焼きのお店があるから、今から行きましょう!」とのお誘いがあった。 誘いがあったのにも驚いたが、「なぜ、たこ焼きなんだ?」と心の中で微笑しながら了承する。駅を出て、いつもとは少し違う道を彼女の案内で進んでいく。しかし、 「おかしいですね?今日はお店が無くなりました!」 絶句する私。。店が無くなるってなん […]

昼ごはんは3人で①

2015年3月某日東京 私たちの職場は、駅から徒歩1分余りの好立地にあった。しかしお昼を食べるのに適していたかというと必ずしもそうではなかった。 コンビニはあることにはあるが、規模が小さく品ぞろえもいまいち。その上、自席での飲食は禁止で買っても食べるところがなかった。行ける店も限られている中で、八谷さん、ユンユン、私の三人で食べに行くことが多くなった。ちなみに後輩は、お金がもったいないとのことで夜 […]

昼ごはんは3人で②

2015年4月某日東京 前回に引き続き、昼ご飯の話。今回は中華料理屋だ。大体週に2回寿司、1回中華、2回それ以外といった具合だ。中華料理屋といっても中国人が運営しているような本格的なものではなく、よくあるチェーン店だ。 本格的な中華料理店も歩いて15分ほどのところにあるが、遠くて1度しか行かなかった。八谷さんと私は、ほとんどラーメンとライスorチャーハンを頼んで食べていた。有名な話では中国人はこの […]

彼女のおすすめ

2015年4月某日東京 すっかり春になり暖かくなりつつあるころ、仕事の状況も一時の忙しさから解放され毎日定時とはいかないまでも早い時間に帰れることが多くなっていた。 相も変わらず、一緒に帰っていた私たちであったが夜ご飯まで一緒に食べることはなく、買い食いのたこ焼きを食べる程度の中であった。おそらくこちらから誘えば一緒に食べてくれたではあろうが、申し訳ないが奥手な自分では無理だ。そんな日々を過ごして […]

深夜の遭遇

2015年5月某日東京 残業は突然やってくる。 現在のプロジェクトもだいぶ形になってきたゴールデンウイーク明けに事件が起こった。 重要な機能に不具合があり、仕様変更が発生するとのことだった。 修正するだけであればそれほど難しくはなかったのだが、ほかの会社と連携している箇所だったりデータのパターンが多かったりとで、直した後の試験がものすごかった。1万件にもおよぶ試験を5人で手分けして、ナルハヤでとの […]

彼女の卓球の腕前

2015年6月某日東京 ある日の飲み会にて。話題は各々がどんな部活をやっていたかの話になった。 彼女は部活はやっていないとの事であったが、卓球とバドミントンは得意だと話した。 そんな何気ない話に、なぜか八谷さんが俺のほうが上手だと噛みついた。サッカー部だった彼になぜ火がついているのかは不明だ。彼女は彼女でいつもの調子で引き下がらない。そんなこんなで二次会はみんなで卓球をすることになった。やる気に満 […]

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